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若いご夫婦と、まだ幼い息子さんの３人家族の新築住宅。
敷地は葛城市内、葛城山を西に望むミニ開発地の一区画。
限られたコストの中で、クライアントの要望をどれだけ実現できるのか？というチャレンジングなスタートでした。
こだわりを持ったクライアントに良い意味の割り切りを理解してもらい、工務店の努力も最大限発揮してもらい実現した独立後最初の住宅です。
クライアントはカフェ的なリビング・ダイニング、個別に設える明るい居室群を求めていました。
配置計画は建物を北側に寄せ、南面に庭・車庫・アプローチを設け、建物ボリュームは立方体として最小の素材で最大の面積を確保しています。
冬の葛城颪を考慮し、西面道路側は開口部を最小限にしています。
外部素材は２種類。
１階外壁は無節米杉板貼（茶色）、クライアント自ら塗装しています。
２階外壁はガルバリウム鋼板目地無スパンドレル、メンテナンスフリーを旨とし、
落ち着いた燻し銀色です。
内装はカリン無垢フローリング床に構造用合板の壁・天井 + 白色の壁・天井とし、
シーンごとに変化を持たせています。
和室は黒を基調とし、
離れ的な意味を持たせています。
設計監理 内田雅章建築設計事務所
施 工 堀田晃和株式会社
写真撮影 内田雅章建築設計事務所
所 在 地 奈良県葛城市
用 途 専用住宅
構造規模 木造２階建
延床面積 117㎡
竣工年月 2007年1月