宮山台の家
築30年の住宅の建替。敷地は堺市内のニュータウン内の高台の一角。
既存住宅は北向きの設えであり、クライアントは陽光を求めていました。
既存の北庭を残し、新しい住宅のアクセントにしたいと考えました。
配置は変形五角形の敷地にT字型とし、玄関に入ると見覚えのある北庭が迎えてくれる設えです。北庭は和室にも繋がります。
居室は全て南面に配置し、開口部は2箇所以上を確保して、光と風を感じられる様にしました。
建物構成は北側を平屋建、敷地奥の南側を2階建とし、周辺環境に対して圧迫感を少なくしています。
外部素材は3種類。
アプローチ部分は無節米杉板貼(茶色)、家人をやわらかく迎えます。
1階外壁はジョリパット吹付ゆず肌(白色)、清潔感を持たせます。
2階外壁はガルバリウム鋼板目地無スパンドレル、メンテナンスフリーを旨とし、クライアントの好きな青系の色です。
内装は無垢フローリング床にシナベニアの天井、その間を占める壁は白色とし、明るく爽やかな空間としました。
設計監理 内田雅章建築設計事務所
施 工 田浦建設株式会社
写真撮影 玉森潤一
所 在 地 大阪府堺市南区
用 途 専用住宅
構造規模 木造2階建
延床面積 136㎡
竣工年月 2007年9月